「テック系」カテゴリーアーカイブ

ブログではなくTumblrだから良いと思うところ。

「文章を文章として見てもらえ評価してもらえる。」

「画像を画像として見て評価してもらえる。」

文章なら文章、引用なら引用、画像なら画像、リンクならリンク。
それぞれが、「単体」で成り立てるメディア。

たとえばブログだと。

文章を読んでもらうためにすること。

1.ブログに文章を書く。
2.目を引くために、文章にあったアイキャッチ画像を作る。(探す。)
3.アイキャッチ画像の配置を決め、TOPにはめ込む。
4.飽きさせないために、文章の途中途中に、画像や引用や動画などを積極的に挟み込む。
5.過去記事へのアクセスを増やすため、過去の関連ページを積極的にリンクする。
6.etc…
7.etc…
8.etc…

画像を見てもらうためにすること。

1.画像を掲載する。
2.画像の感想やストーリーを作る。
3.画像のストーリーを文章化して、画像とともに掲載する。
4.過去画像へのアクセスを増やすために、過去の画像関連ページへ積極的にリンクする。
5.etc…
6.etc…
7.etc…

Tumblrだとこれをやる必要がない。
アイキャッチなんていらない、考える必要もない。

いや、むしろ・・・。
Tumblrでこれをやると逆効果になる。

画像と文章とリンクと動画が入り混じったコンテンツは、逆に読まれない。
コレまでの経験上、本当に逆効果になっている。

自分の気持ちにストレートでいいのだ。

画像に心を動かされたなら、画像を投稿すればよい。
文章を書きたければ、文章を書けばいい。

このストレートなところがTumblrの良さ。
万能だとは言わない、ブログにはブログの良さがあるだろう。
ただ、私は、Tumblrのこの直感的なところが気に入っている。

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ユーザーさんとエンジニアさんの溝はいつ埋まる。

ギズモードの記事を読んだ。

「これは期待! Twitterがツイート投稿後でも編集できる機能を開発中との噂」

http://www.gizmodo.jp/2013/12/twitter_38.html

今まで、Twitterでツイート投稿した後、「あ、URL間違えた!」とか「タイプミスした!」となった場合でもツイート後に「文章を編集」することはできず、「削除」する以外に方法は無かった。

いよいよ、Twitterがツイート編集機能を開発し、ツイートの編集ができるようになるようである?

という話。

私も、いちTiwtterユーザーだけど、正直な所、あまり編集機能に興味がない。
Twitterで、大した内容をツイートしているわけでもなく、多少の誤植や間違いもそんなに気にしないし、削除機能で足りる。
何百文字、何千文字と書くブログと違って、たった140文字程度なら再投稿だって容易いしね。
なので、このニュース記事内容には、ほとんど興味が無かったりする。

とか言いながら、なんでこの記事について文章書いてるのか?

それは、私にとって、この記事が「もの凄く大切」だから。

なんか、矛盾したこと書いていますね・・・。

いや、「たかだかTwitterの編集機能」についてとりあげた記事の中身なんて正直どうでもよかったり・・・。
ニュースの中身ではなくて、「たかだか編集機能がニュースになる」って事が重要だな〜、と思ったわけです。

Twitterユーザーさんからすると「たかだか編集機能」なんです。
その機能が必要な人に取っては、「編集機能くらいすぐできるだろ、さっさとつけろやー」という話です。
いちTwitterユーザーの私からしても「たかだか編集機能」。

しかし、この「たかだか編集機能を開発中であること」がニュースになるというのは、「たかだか編集機能」はニュースになるくらい大きな開発であり、大きなコストがかかっている事が伝わって来ます。

そう。
私も、エンジニアである私も、ついつい「ユーザー視点」でこの記事を読み、「そんなんさっさとつければええやん。」と思ってしまったわけで。
エンジニアでも、ふと気を抜くとそう思ってしまうという事は、一般ユーザーさんにとっては、やはり「たかだか編集機能」。

でも、ちゃんとエンジニア視点にすれば、決して「たかだか編集機能」ではないと考えるのが、ごくごく当然の事。
編集機能を追加するのに、一般ユーザーさんが想像するよりは遥かに大変な労力とコストがかかっている事が、容易に理解出来る。

ニュースになるくらい、たかだか編集機能の追加は大きな開発なのである。

受託開発をしていると、納期前になって「あ、そうだ、ここちょっと編集できるようにしておいてよ。」なんていう注文は、日常茶飯事。

しかし、その「ここちょっと編集できるようにしておいてよ。」が、案外大変なのだが、その意識をユーザーさん(クライアントさん)と共通意識を持つのは難しい。

なぜなら、エンジニアの私でも、ユーザー気分の時は「たかだか編集機能」と思っているわけで。
いわんをや、ユーザーさんにはなかなか理解できない話なのは当然。
ユーザーさんは全然悪くないのである。
(この無理解をユーザー(クライアント)さんのせいにするエンジニアをしばしば目にするが、それは大きな勘違いだと思う。)

けれども、頑然として、誰のせいでもなく、存在する「不幸な溝」をどうやって埋めるか、もしくは橋を架けるのか、もしくは、もう溝をとびこえてあっちにいっちゃうか、毎回考えさせられるテーマである。

エンジニアはITスキルだけ無く、コミュニケーション能力が求められるゆえんはこの辺りにもあるんだよね。
これは、ITエンジニアだけではない、いろんな分野のエンジニアさんが、ディスコミュニケーションによって、本来評価されるべきものが評価されていないのかもしれない。

日本が、いわゆる「文系国家」と言われてしまう所以かな?

そんな事を、ふと再考させてくれるニュース記事だった。

「たかだか編集機能」「されど編集機能」
かなり奥が深い世界なのである。

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プログラミング的ジレンマ

頭が冴えている時(暴走している時?頭の回転がノリにノっている時?)に、自分の中でこれ以上無いと思える素晴らしく合理的なロジックや最適化アルゴリズムを思いつき、その勢いのままプログラマムを組んでしまうことは多々ある。

これ、実は、時間が経ってから後で見返した時に理解するのにかなり時間がかかる事が多々ある。

少々下手クソに見えてしまうかもしれないが、ベタにロジックを分けて書いたり、メソッドを分けたりしておいた方が、実は後で見直す時にとても分かりやすいという事態もかなりある。

10行で書くコードを2行で書けてしまうのは非常に心地よいのだが、実は、10行のままの方が半年後もメンテナンスしやすいということが、あったりなかったり。

職業プログラマーである以上は、合理化・最適化を極限まで追い求めるよりは、リーダブル(読みやすい)事をきちんとわきまえなければいけない。

しかし、このジレンマは、何年もプログラム実装していても、究極の決め手となる回答は未だに見つかっていない。

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